Latexで使うソフトの一覧

やはり、1本学会に提出するために論文を作ると「とりあえずの完成品」を作らなければならない。ということは必然的にいろんなツールをかき集めて手早く作業ができる体制を整えなければならなくなる。

というわけで、作業環境を整えるためにインストールした=現在使っているソフトの記録です。誰にでも便利、というわけではないですが、こういうやり方もある、ということで。

基本的な考え方

  • WindowsOS環境を基本とする

ま、これは前提条件。
本当は作業の大部分をテキストエディタで行うLaTeXほど、フォントがきれいな(Vistaメイリオがだいぶいいのは知ってはいるが)MacOSのほうがいいのだろうけれど、、、。

別にperlmySQL使うときはコマンドプロンプトですし、そもそもLaTeXする時点でWYSIWYGじゃなくていいのだけれど、グラフや図表作成でどうしてもMS-OfficeとかSPSS使うじゃないですか。それをできるだけ簡単にLaTeXに張り込むために作業ステップを少なくしたい。(ま、コマンドプロンプトは使わずに越したことがない、と思っているのは認めます)

LaTeXパッケージ

LaTeXを使う人で大学の研究室に所属しない人ってあまりいないですよね。基本的には所属する場所で代々伝わるパッケージをインストールするのが無難。
ただ、パッケージの中でも今のところ普通に使っているのは

  1. platex
  2. dviout
  3. GSview

くらいなのですね。
今後どういう風に使うのであろうか、、、

でもインストールは角藤texTeXインストーラ3 0.59だったりするわけですが、やはり。

エディタ

EmEditor Free

エディタによってはコンパイルがすぐできたり、LatexコマンドをGUIで選んで挿入できたりするものもあり、インストールはしてみたものの結局使いませんでした。
なぜなら、エディタ環境は普段使い慣れたものが一番いいわけで、コマンドはググッた方が早く、そもそもテンプレートは先輩から受け継いだものや学会指定のものを使うから1から書くなんてことはまずない。
結局Latexをやるのに最低限必要な機能は、LaTeXコマンドをちゃんと色分けして表示してくれること。これに尽きます。
コンパイルは後から方法を紹介しますが、これが簡単手間いらずなのでわざわざコンパイル機能のために使い慣れたエディタを離れる必要はないですね。

このEmEditorはしっかりLatexコマンドを色分け表示してくれて、しかもタブテキストエディタ(タブによって複数ファイルを1ウィンドウで表示。タブブラウザのテキストファイル版)。さらに、意外と盲点となりがちなポイントは日本語文字コード設定がやりやすいこと。先に述べたようにperlmySQLなども使っているとサーバ側が対応している文字コードでファイルを作る必要もあって、文字コード間を簡便に行き来できる機能は必須。

あと、コンパイルとBBLファイルの編集だけはWinshellを使ってます。Winshellはコンパイルがうまくいかなかった時に、問題箇所をダイレクトに表示してくれるので助かります。
たぶん、Linux環境になったらこれと似たKileなんかを使うことになるでしょう、、、。

コマンド参照

よかひよかときの LaTeX - コマンド一覧
1HTMLファイルにまとまっていて、例ソースもちゃんと入っているのがよいですね。

EPSファイル作成

The WMF2EPS Homepage
インストール・設定・使い方ははこちらから。
もうAIとか重たいソフトはいらないなぁ。

エクセルの表をLatexソースに変換

こちらのエクセルアドインを
Excel2Tabular
この手のソフトはいくつかあるけど、これがどうも一番使いやすそう。

参考文献管理

基本はbibtex。でもちゃんとusepackageをソースに入れているのに表示してくれないときもある。なぜ??
ちなみにauxファイルの読み込みは wbibtexで。
これって、どこからDLしたのかなぁ、、、

コンパイル補助

FastCommander
これで送るメニューにplatex.exeを登録すれば一発。
エディタで編集しながら即座にコンパイル
内容を確かめるときはdviファイルを開けばOK。

PDF化

dvioutのプリント時にdviprtチェックボックスをクリックする。これだけ。もしくは使用するプリンタをクセロPDFなどのPDFライタにすればできちゃう。