The Organization of Information(10)分類の仕方・主題の選定方法

The Organization of Information (Library Science Text Series)

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の続き。

ここではWilson, Patrickの

Two Kinds of Power an Essay on Bibliographical Control (Library Reprint S.)

Two Kinds of Power an Essay on Bibliographical Control (Library Reprint S.)

の中にある"Subject and the Sense of Position" pp.78-88.(?)における整理を元に筆者が主題の見つけ方を整理している。

  1. purposive method:筆者・コンテンツ作成者の趣旨・意図をピックアップする。ただし、information package中に記載がなければこの手法は取れない)
  2. figure-ground method:既に分類してある他のinformation packageから類推してつける。この方法も著者ではないが、分類を行う人(本文中ではobserber、図書館では司書の方)の主観にまったく持って左右される。
  3. objective method:これは単純に分類する人が個人の主観で行うもの。
  4. appealing to unity or to rules of selection and rejection:ルールにしたがって分類する方法

ま、図書館などでは当然4の手法をとるわけで、Flickrのように蓄積する人=コンテンツ作成者の場合は1.になる。Technoratiなどの場合も同様ですね。SBMなどは3.が近いのかもしれないが、多人数により非協調的に行われる。ま、オープンに行われるから結果的に強調する(と思われている)わけだけれど、本当にどこまで協調行動(タギングの際に用いるう語の選定時に他ユーザの語彙を参照するなど)が行われているかの定量的測定はいまだ行われていない(はず)。