The Organization of Information(12)Controlled Vocaburlary Challenges
The Organization of Information (Library Science Text Series)
- 作者: Arlene G. Taylor
- 出版社/メーカー: Libraries Unltd Inc
- 発売日: 2003/09
- メディア: ハードカバー
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以前のエントリでsubject付けの手法の種類を取り上げたが、誰が(どれだけの人数で)どのようにやろうとも、そこにコントロールは必要となってくる。そのコントロールも結構ややこしいもので、、、、
その悩みとして挙げられているのが以下の9項目。
- Specific vs. General Terms
- Synonymous Concepts
- Word Form for One-Word Terms
- これは英語の場合"on line"と"on-line"が異なる単語として扱われることを指す。日本語の場合"web" "ウェブ"のように単語(文節)切り替えというよりはひらがな・カタカナ・漢字・アルファベットというところが問題となるのかと
- Sequence and Form for Multiword Terms and Phrases
- 日本語の場合なんでもつなげて熟語化してしまうというのはありますからね。これもやっかい。ちなみに市場調査業界では、1つの設問で2つ以上の意味合いの内容をきいてしまうものを「悪問」といいます。
- Homographs and Homophones
- それぞれの単語の説明は以下の通り
- Homographs :同形異義語;同じスペリングだが異なる意味と語源を持つ語。発音は同じ場合も異なる場合もある(from スペースアルク 英次郎)
- Homophones :異形同音異義語◆異なるスペリング、同じ発音、異なる意味を持つ語(from スペースアルク 英次郎)
- Qualification of Terms
- Abbreviations and Acronyms(省略形や頭文字を組み合わせての略語。NIIやSFCや産総研など)
- Popular vs. Technical Terms
- Subdivision of Terms
5.Homographs and Homophonesについてはリストを見るだけでは他のものとあまり区別がつかないのだが、以下の例を見ると納得できる。これ、表音文字の英語では特に大変だろうと思われる。表音文字と表意文字の組み合わせの日本語では多少は少なくなっているのだろうか。
(だから、個人的には常用漢字というものは減らしてはいけないと思う。新聞では(一応クォリティペーパーである日経でさえも)「破綻」をわざわざ「破たん」と"綻"の字をひらがなにする傾向がありますが、これには反対したい。確かに「はじょう」と読む人は多いのですが、文字面で「破たん」では意味がすごく捉えにくい。逆に「はじょう」って言われても「破綻」のことなんだと推測しやすいのは"綻"が漢字で書かれているからだと思うのですが、、、)
9.Subdivision of Termsでは以下のような処理がされる。
- to separate by form/genre (e.g., Chemistry- Dictionaries)
- to show treatment of only a part of the larger subject (e.g., Merchant marine - Officers)
- to show special aspects of the larger subject (e.g., Merchant marine - Watch duty)
- to show geographical or chronological limitations (e.g., Black theater - Pennsylvania - 19th century)