The Organization of Information(7)メタデータの3つのレベル
The Organization of Information (Library Science Text Series)
- 作者: Arlene G. Taylor
- 出版社/メーカー: Libraries Unltd Inc
- 発売日: 2003/09
- メディア: ハードカバー
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Chapter6 Metadataでは、メタデータを3つのレベルに分類している
- 1st level;the simple format:構造化されていないもの。サーチエンジンによる検索に用いられることを想定
- 2nd level;the structured format:構造化されたフォーマットを持つもの。formal metadata element sets/公式に定められたメタデータ要素集合を有する。先日のエントリで触れたDublin Coreなどはこのレベルに該当。
- 3rd level;the rich format:たいていの図書館や美術館・博物館ではこのレベルのメタデータを付与している。具体的にはMARCやAACR2など
確かにソーシャルタギングで生成されたタグは構造化されていない1st levelであり、タグそのものを検索エンジンで取り扱うことも多い。複数人数でアノテーションしていくわけだから、個人個人の中で異なった構造を持つコンテクストを有しているわけだし、、、否。個人がもつコンテクストが構造化されているかどうか、という以前の問題として、ソーシャルタギングでメタデータ要素<集合>を付与するということはほとんどないですからね、、、
これ以外にもいろいろな形でメタデータの分類が行われており、このようなものも例として挙げられています。
- administrative metadata:
- structural metadata:
- descriptive metadata:
これは3分類ですが、他にも4分類とかとかとか、、、、
つまり、
メタデータのきっちりした定義、構造化はまだされていない
ということのようです。(あくまでもこの本では、そう言っていると言う事ですよ)
ただ1つ確かなことは、「構造化されているか構造化されていないか(スキーマを持っているか否か)」という区別は重要、ということでしょうか。