比較制度分析に向けて(2) 第3章 財取引、契約、市場の指摘秩序ガバナンス

あれ、第1章でもう1エントリ分くらいあるかと思ったら、いきなり付箋が3章まで飛んでいた、、、、

ちなみにこのエントリは

比較制度分析に向けて 新装版 (叢書≪制度を考える≫)

比較制度分析に向けて 新装版 (叢書≪制度を考える≫)

の本のメモ書きです。

P95
◆What the real world is.

主張3.1
進んだ市場経済においてさえ、指摘財産権と契約は法的ルールのフォーマルなシステムのみによって統治されているわけではない。それらは、私的なものと公的なもの、フォーマルなものとインフォーマルなものといった、同時に作用している制度的配置の複合体として統治されているのである。

普通はフォーマルなルールとインフォーマルなルール、どちらかに思考は偏りがちですから、、、だからこその政策科学?

P101
◆eコマースの進歩の速度と制度進歩の速度

e-コマースにたいする実質的ルールを国際的に提供しようとしても、e-コマース・ドメインに適用される技術進歩のペースには決して間に合わせられないだろう。e-コマースの形成段階では、指摘ドメインにおけるさまざまな実験が先行し、進化的に淘汰される必要がある。

よってたかってルールを制定するよりも、ソースコードを仕上げて公開・運用するほうが早いのがウェブサービスですから、、、